難しい人が好き
「つくずく思うよ、イーメイは難しい人が好きなんだよね」
先日会った、スポーツ記者の友人Oの台詞。彼女の分析によると、
「イーメイってさ、本当は企画とか新規事業開発の仕事をしてたのに、途中で、自分で、人事の仕事に変わったじゃん。それが面白い、っていうくらいだから、すっごく人が好きなんだよ。でもね、普通は、そんな面倒臭いこと、あんまりやりたがらないんだよ、それでも面白いっていうくらいだから、そんな難しい人を好きになるんだよね。」
確かに、彼女は、20代の頃から私を知っているけれど、どこか言いえて妙なのよね。確かに、私の好きな人は、みんな、一筋縄では行かない(笑)。
新卒で入社した会社の同期のF君は、ルックスもよく、仕事もできたから、凄く女性社員の間で人気があった。少なくとも、同期で4人、付き合った人なら20人以上知っている。でもって、先日めでたくバツイチとなり、そのタイミングで何故か某官公庁に出向になった、モテモテ君である。
私とは、入社した当時から気があって、仕事、本、政治、経済など世の中のことなどよく話をした。私が会社を辞めてからも、散歩と称しては、根津や鎌倉、深大寺、高田馬場など一緒に出か掛けた。
いつだったか、彼が仕事に行き詰ったとき、うちをシェルター代わりに泊まらせてあげたこともある。正直、彼のことなら、今何をして欲しいのか、どんな言葉を言えば落ちるのか分かる。
だけど、そういう気持ちには今だになれない。
分かり易い男は、親友にはなれても恋愛対象にはなれない。OやF君と一緒に働いていた頃好きだった人も、Kちゃんとよく似ていて、不器用で生真面目、でも恋愛となると手強くて、よく私のほうが振り回されていた。
多分、100のうち、99私と価値観が違っていても、F君では得られない、1を彼らが持っているから。
その1が何かというと、難しいんだけれど、敢えて言葉にすると、それは、「意外性」とか、「信頼性」とかいうのかな?他の人では得られない、「この人なら安心して委ねられる」という、絶対的に、信頼できる何かを持っているからなんだと思う。
世間的にはF君とかの方が、価値の高いもの持ってるんだけれども、私の琴線には触れないんだな、残念なことに(笑)。
Oが言うとおり、「難しい人が好き」だからなのかな。
まあいいんだ、F君と久々に食事の約束をした。官公庁の話でも聞かせてもらおう。もしかしたら、ひょうたんから駒で恋愛に発展するかもしれないし...。
ないな、絶対(笑)。
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